お部屋探しで冷静さを保つための2つのコツ「家を借りたくなったら」

お部屋探しで冷静さを保つための2つのコツ「家を借りたくなったら」

74

冷静さを失って、つい勢いで決めてしまいがちな賃貸契約。不動産屋さんに行くと、あの手この手で契約を誘導してくるので、しょうがないかもしれませんが、少しでも冷静さを保つためのコツがわかりました。

冷静さを保つためのコツその1 : 借り手市場であることを知る

(中略)意外なことに、経済の大きな浮き沈みがあったにもかかわらず、賃貸住宅は毎年建設され続けてきました。一方、現在は少子高齢化です。とくに若年層の人口が急激に減ってきています。専門学校や大学の定員割れがおこっているように、単身者向きの住宅も今やほとんどのエリアであまっています。(p.12)

借り手市場であることが納得できますよね。社会の構造を見ると、住宅が余っているので、今目の前の物件を契約しなくても、他に同じような物件があると頭に入れ、冷静になりましょう。

冷静さを保つためのコツその2 : 不動産屋さんとのかけひきのしかたを知る

物件を探すときに、不動産屋さんのお世話になることになりますが、その常套句の本当の意味は前もって知っておいたほうがいいでしょう。

p.43より引用

  • 1「実は、他にも希望者がいるんですよね」
    → あせらせて契約にこぎつけるのは、いまも昔もよく使われる古典的営業スタイルです。
  • 2「この部屋、おすすめですよ」
    → 重視すべきポイントは、その「おすすめポイント」が、あなたにとって本当に「おすすめ」かどうかです。
  • 3「引越しはいつまでに?」
    → 不動産屋さんはあなたのあせり具合を見ています。
  • 4「どこに行っても同じだよ」
    → 強引な営業をしている不動産屋さんもこのセリフをよく使います。気にせず別の不動産屋さんをあたってみましょう。

例えば、3件程度物件を見せてもらって、お気に入りが1個あった場合に、不動産屋さんに1「実は、他にも希望者がいるんですよね」を使われると、僕はすぐ焦ってしまいます。

すぐ、冷静さを失って「やばい、この物件なくなったらどうしよう」と考え始めるわけです。

でも、本当はもっと多くの物件を(本書の目安は10件)内見して、それから評価しないとダメだそうです。なので、不動産屋さんの常套句を知らず無防備な状態ですと、物件選び失敗するかもしれませんよ

ということで、引越しや一人暮らしなど、新しくお部屋探しをしている方は、本書を手にとってみてください。