通常の1000倍以上の太陽フレアを観測、8日以降にGPSなどに誤差増大の恐れ

通常の1000倍以上の太陽フレアを観測、8日以降にGPSなどに誤差増大の恐れ

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国立研究開発法人情報通信研究機構は7日、日本時間6日20時53分に通常の1000倍の大型太陽フレアを観測したと発表。この現象の影響で、8日15時〜24時頃にかけ、コロナガスが地球に到来することが予測されるとしています。

通常の1000倍の太陽フレアを確認、このクラスは2006年以来11年ぶり

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人工衛星SDOで観測された太陽画像(左: 可視光、右: 紫外線)

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は7日、日本時間6日に大型の太陽フレア現象の発生を確認したと発表しました。

このうち日本時間20時53分頃に観測された太陽フレアは、通常の1000倍以上の規模だといい、この現象の影響で地球周辺の宇宙環境や、通信衛星、衛星放送、GPSなどに影響が生じる恐れがあると注意喚起しています。

8日以降、GPSなどに影響 数日間続く可能性も

NICTによると、今回の太陽フレアに伴うコロナガスの放出は、日本時間9月8日15時〜24時ごろに地球に到来し、最大規模の影響を与える可能性があるとのこと。

数日間〜1週間ほど地球に影響を与える可能性があるとしています。また、NASAによると日本時間7日23時30分頃にも、再び大規模のフレアが発生。

これにより、GPSや通信衛星などに影響を与える可能性がある時間帯が延びることも予測されています。