Twitter、何年もアクティブでないアカウントを削除。非アクティブの定義を「30日」とポリシー変更

Twitter、何年もアクティブでないアカウントを削除。非アクティブの定義を「30日」とポリシー変更

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Twitterを運営するX社のイーロン・マスクCEOが、「数年間全く活動のなかったアカウントを削除しているため、フォロワー数が現象する可能性があります」とツイートしています。故人アカウントなども削除される可能性があります。

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イーロン・マスク氏が、「数年間全く活動のなかったアカウントを削除しているため、フォロワー数が現象する可能性があります」と述べています。

この投稿に、著名なゲームプログラマーで、FPSの生みの親、Oculus VRのCTOも務めたジョン・D・カーマック氏が、再考するようにイーロン・マスク氏にリプライ。ツイートは全部保存するように呼びかけたところ、イーロン・マスク氏は「アカウントはアーカイブされる」と返答、ただし「放棄されたハンドルを開放することは重要」とも述べています。

言葉通りに受け取るのであれば、アクティブでないアカウントのハンドル名は解放されるが、ツイートは削除されずに「アーカイブされる」ということになります。

なお、休眠アカウントを削除は突然の発表ではなく、昨年からイーロン・マスク氏が複数回にわたり言及してきていました。

故人のアカウントである場合、アクティブな状態にすることが困難なケースもあり、ツイート(アカウント)が残ることは非常に価値のあることでもあります。FacebookやInstagramでは、故人アカウントの設定ができますし、Apple IDも故人アカウントが設定できます。

イーロン・マスク氏はアカウント削除の対象を、「数年間全く活動のなかったアカウント」としているため、アクティブでないアカウントとは述べてはいません。

しかし、Twitterの「運営の痕跡がないアカウントに関するポリシー(英語)」が5月に入って、アクティブな状態を保つには「少なくとも30日ごとにログインするようにしてください。アクティブでない期間が長期にわたると、アカウントが恒久的に削除される場合があります」と変更されています。インターネット・アーカイブを確認すると、少なくとも4月19日時点では、「6か月ごとにログインするようにしてください」とされていました。日本語のガイドラインは、現在も「6か月ごと」と書かれています。

イーロン・マスク氏の発言では、30日ごとにログインされていないアカウントが削除対象になるわけではなさそうですが、ポリシー変更が行われていることから、30日ごとのログインがないアカウントが削除対象になる可能性は考えられます。