OpenAI、ChatGPTにGPT-4.1を導入。コーディングと命令追従に特化

OpenAI、ChatGPTにGPT-4.1を導入。コーディングと命令追従に特化

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OpenAIは5月15日、最新の言語モデル「GPT-4.1」をChatGPTの有料ユーザー向けに提供開始したことを発表しました。この新モデルは、特にコーディングタスクと命令追従性に優れた特化モデルだということです。

OpenAIが、最新の言語モデル「GPT-4.1」をChatGPTの有料ユーザー向けに提供開始しました。

GPT-4.1は今年4月に開発者向けAPIとして初めて公開されましたが、今回ChatGPTのPlus、Pro、Team会員も利用できるようになりました。Enterprise版とEdu版ユーザーも数週間以内に利用可能になる予定です。

OpenAIは、「GPT-4.1はコーディングタスクと命令追従性に優れた特化モデルで、GPT-4oと比較して高速かつ正確な対応が可能です」とXに投稿しています。同時に、無料ユーザーとすべての有料ユーザー向けに「GPT-4.1 mini」も導入され、現行の「GPT-4o mini」に代わる新モデルとして提供されています。

GPT-4.1の主な特長は以下のとおり。

  • 高度なコーディング能力: SWE-benchでのテストではGPT-4oより21.4%性能が向上
  • 正確な命令追従: 複雑な指示や形式に対する理解力と対応精度が向上
  • 長文処理能力: 最大100万トークン(約75万語)の文脈を処理可能
  • フロントエンドコーディングの向上: より機能的で美しいWebアプリケーション制作をサポート