Canva傘下のSerifが提供するクリエイティブツール「Affinity」シリーズが、最新バージョン「Affinity 3.0」として登場しました。従来の買い切りモデルを撤廃し、「誰でも完全無料・永久に無料」で利用できます。
Canvaは10月31日（現地時間）、傘下のSerifによるプロ向けデザインツール「Affinity」シリーズの最新バージョン「Affinity 3.0」を発表しました。従来は買い切り型で提供されていましたが、今回からは「完全無料・永久無料」の形で提供されます。
The all new Affinity is here!
— Affinity (@Affinity) October 30, 2025
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対象となるのは、「Affinity Designer」「Affinity Photo」「Affinity Publisher」の3製品。Windows、macOS、iPad向けに提供され、いずれもCanvaアカウントを利用してサインインするだけで使用可能。これまでの買い切り制ライセンスは廃止され、既存ユーザーには3.0への無料アップグレードが提供されます。
Canvaは今年初めにSerifを買収。Affinity製品はCanvaのプロフェッショナル向け制作エコシステムの中核を担う位置づけとなっていました。Canvaによると、無料化の背景には「誰もがクリエイティブツールにアクセスできる世界を目指す」理念があるとのこと。商用利用にも制限はなく、オフライン環境でも動作します。
Affinity 3.0ではUIの刷新やスピード向上に加え、AI支援による画像編集やベクターデザインの最適化など、多数の新機能を搭載。「Affinity Photo」ではAIによる被写体選択とレタッチ精度の向上が注目されています。また、「Designer」と「Publisher」間の連携も強化され、印刷物からWebデザインまでシームレスな制作が可能になっています。
これまでAdobeの代替として人気を集めてきたAffinityシリーズですが、今回の無料化で、より多くのユーザーへの普及が期待されます。
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