OpenAIとジョニー・アイブのAIデバイス、2027年に延期へ。名称に「io」は使用せず

OpenAIとジョニー・アイブのAIデバイス、2027年に延期へ。名称に「io」は使用せず

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OpenAIが開発を進めるAIハードウェアについて、初号機の出荷時期が2027年までずれ込む見通しだと明らかになりました。米誌WIREDが報じたもので、製品名として検討されていた「io」は使用しない方針も明らかになっています。

WIREDによると、この情報は商標権侵害を巡る訴訟の裁判所提出書類の中で明らかになったとのこと。OpenAIは、元Appleの著名デザイナーとして知られるジョニー・アイブ氏が設立したスタートアップ「io」を買収していましたが、音AI聴覚デバイス開発企業iyOから商標侵害で訴えられています。

提出書類の中で、OpenAIの幹部は製品のネーミング戦略を見直した結果、「io」および類似表記をAIハードウェアの名称やマーケティングに使用しないと説明。また、開発スケジュールについても再評価が行われ、最初のハードウェア製品は2027年2月末以前には出荷されないとしています。従来は2026年後半の発表が想定されていました。

報道では、最初の試作機はディスプレイを持たず、デスク上に置いてスマートフォンやノートPCと併用する形態になるとされています。一方で、パッケージやマーケティング素材は現時点で未作成で、開発は初期段階にあることも示唆されました。

昨年10月にはFinancial Timesが、ソフトウェアやインフラ面での課題が未解決のため、発売が遅れる可能性があると報じていました。開発中のAIのデバイスはスマートフォンほどの大きさで、カメラやマイク、スピーカーを備え、デスク上に設置するほか持ち運びも可能。常時稼働型で、日常的に取得するセンサー情報を活用してユーザーの嗜好や行動を学習し、より自然な応答を目指す設計だと説明されていました。

OpenAIとジョニー・アイブのAIデバイス、技術的な課題で発売遅延の可能性