「2019年 最悪なパスワード トップ100」発表、安全なパスワードの条件って知ってる？

2019年・最悪なパスワード、トップは「123456」

パスワード管理アプリなどを配信するSpalash Dataが、2019年にインターネット上に流出したパスワード500万件をランキングにした「The Top 100 Worst Passwords of 2019」を発表しました。

毎年恒例となっている同ランキングですが、1位は昨年と変わらず「123456」。2位は「123456789」、3位は「qwerty」、4位は「password」と常連ワードが並んでいます。

Spalash Dataは安全なパスワードを設定するために、以下の3つを提案しています。

• 12文字以上で、英数字や記号を混在させる
• アカウントごとに異なるパスワードを使う
• パスワードマネージャーでランダムなパスワードを生成し、自動ログインを使う

なお「大文字や小文字を混ぜたパスワードにしなさい」という認識を広めた専門家は、2017年に「無意味だった」と告白。米国の国立標準技術研究所(NIST)では「長く覚えやすいパスワード」を設定するよう推奨しています。

同様に「パスワードの定期的な変更」も無意味とされており、現在は流出した恐れのある場合のみパスワード変更の必要があると改められています。総務省でも「定期的な変更をすることで、パスワードの作り方がパターン化し簡単なものになることや、使い回しをするようになることの方が問題」と指摘されています。

Googleは流出しているパスワードを使った場合に警告してくれるChrome拡張機能「Password Checkup」を提供しているので、心配な人は試してみるといいかもしれません。

2019年「最悪なパスワード」1位〜100位