iPhone SEは「A13 Bionic」を搭載することで、シングルレンズカメラであってもポートレートモードの撮影が可能になりました。ただし、対応しているのは「人物」のみです。しかしサードパーティアプリを利用することで、人物以外の被写体をポートレートモードで撮影することができるようになります。
iPhone SEのポートレートモードは「人物」しか撮影できない
iPhone SE(第2世代)は、iPhone 11シリーズと同じ最新プロセッサ「A13 Bionic」を搭載することで、背景をぼかして撮影できる「ポートレートモード」に対応しています。
しかし、iPhone SEのポートレートモードは「人物」しか撮影することができません。人物以外を撮影しようとすると、「誰も検知されませんでした」と表示されポートレートモードが適用されません。
背面カメラに複数のレンズを備えているiPhoen 11などの場合、複数のレンズが撮影するデータを比較して深度マップを作成し、ポートレートモード撮影を実現しています。
一方、iPhoen SEやiPhone Xの背面カメラはシングルレンズ。ポートレートモードは利用できますが、ソフトウェアが人物を対象に深度マップを作成することでポートレートモードを実現しています。
「Halide」で人物以外もポートレートモードで撮影可能
iPhone SEでは、「人物以外をポートレートモードで撮影できないのか?」という話になりますが、答えはYesでもありNoでもあります。標準のカメラアプリでは人物以外は撮影できませんが、サードパーティ製アプリを利用すれば撮影が可能です。
ソフトウェアが人物のみを対象とするのであれば、ソフトウェア側で調整すれば人物以外もポートレートモード撮影が可能になる、という理屈。
iPhone SEで、人物以外のポートレートモードを可能にするのは「Halide」という、元Appleのデザイナーと元Twitterのエンジニアによる優秀なカメラアプリ。同じく彼らの提供する「Spectreカメラ」は、iPhoneで長時間露光撮影を可能にするAppleが選ぶ「2019年 最高のカメラアプリ」としても選ばれています。
We worked hard on this:
— Halide (@halidecamera) 2020年4月24日
Halide 1.17 and Spectre 1.1.8 are rolling out now with iPhone SE support.
That includes a very, very cool feature for all new iPhone SE users: Portrait mode for all objects, not just people.
More details in our camera breakdown next week.
Enjoy! pic.twitter.com/mgUp1fnS6P
- カテゴリ
- 写真/ビデオ, ユーティリティ
- 販売元
- Lux Optics LLC
- カテゴリ
- 写真/ビデオ, ユーティリティ
- 販売元
- Lux Optics LLC