Appleは2021年、Macの「USB-C電源アダプタ」にGaN(窒素ガリウム)を採用する可能性があります。GaNを採用することで、電力効率が高く、発熱も少ないため、コンパクトな充電器を実現することができます。
Macの「でかい充電器」がついにコンパクトになるかも
DigiTimesによると、Appleは2021年、Macの電源アダプタにGaNを採用する可能性があります。
GaNを採用することで、従来のシリコンより電力効率が向上、発熱も抑えることができるため、充電器本体のサイズは小型化することができます。
DigiTimesは、2021年にGaNを採用した充電器のリーディングカンパニーであるNavitasに、Appleが発注するとしています。
GaN採用でコンパクトな充電アダプタの登場に期待
GaNを採用した充電器はすでにAnkerなどから販売されており、サードパーティ充電器としてはメジャーな技術。「Anker PowerPort Atom III 60W」では、一般的な60W出力の充電器よりも約35%小型化されています。
Appleは「iPhone 12」シリーズで、充電アダプタを同梱しなくなりました。さすがにMacで充電アダプタを同梱しなくなるとは思いませんが、GaN採用の充電アダプタは同梱されないなんて可能性もあるかも。
とはいえ、すでにAnkerなどサードパーティから優秀なGaN充電器は販売されているので、Apple純正の充電アダプタを使う必要なんてないんですけどね。