「AirTag」所有者から離れても3日間は音が鳴らない

「AirTag」所有者から離れても3日間は音が鳴らない

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Appleが4月30日より発売する「AirTag」について、AppleのワールドワイドiPhoneプロダクトマーケティング担当バイスプレジデントKaiann Drance氏と、コネクティビティ担当シニアディレクターRon Huang氏がFast Companyでインタビュー記事が掲載されています。記事内ではAirTagの仕様についても説明されています。

「AirTag」はプライバシー保護機能がすごい

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Fast Companyが「AirTag」について、AppleのワールドワイドiPhoneプロダクトマーケティング担当バイスプレジデントKaiann Drance氏、コネクティビティ担当シニアディレクターRon Huang氏のインタビュー記事を掲載しています。

AirTagのプライバシー関連に注目した内容で、AirTag購入前に気になる情報が記載されていました。

AirTagには「ペアリングロック」機能があり、誰かのAirTagを自分のAirTagとして再ペアリングができないようになっているとのこと。

また誰かのAirTagを手にしても、所有者がロストモードを有効にしない限り、所有者のIDなどを取得することができない仕様。ロストモードのAirTagにNFC搭載デバイスを近づければ、所有者が登録していた電話番号が表示されます。

ストーカー防止機能として、iPhone(iOS 14.5以上)のユーザーであれば、自分のものではないAirTagに追跡されている場合はiPhoneに通知が出ます。

AirTagは「子どもの見守り」に使えるけど推奨されない

またAirTagにはペアリングされたデバイスから一定時間離れると、自動的に音を鳴らす機能がありますが、発売時点ではペアリングされたデバイスから3日間離れた場合になります。Appleは将来的にソフトウェアアップデートで、AirTagが鳴るまでの時間を延長もしくは短縮する可能性があるとのこと。

小さい子どもの見守り用としてAirTagは推奨されていませんが、所有者から離れてすぐに音が鳴るわけではないため、機能としては子どもの見守りに使うことは可能ではありそうです。

Appleとしては、AirTagは「人」や「ペット」を追跡するためではなく「アイテム」を送るための製品で、子どもを安全に追跡したいのであればApple Watchが良いと説明しています。