イーロン・マスク氏、Twitterの有料化を示唆 政府や商用アカウントに

イーロン・マスク氏、Twitterの有料化を示唆 政府や商用アカウントに

38

イーロン・マスク氏は5月3日、Twitterの買収完了後に政府や企業のアカウントは有料化するアイデアを示唆しています。またその場合、一般ユーザーは引き続き無料で利用できるとしています。

マスク氏がTwitter買収後、政府や企業アカの有料化を示唆

twitter.jpg

イーロン・マスク氏によるTwitterの買収はまだ完了していませんが、買収完了後のTwitterについて、マスク氏はいくつかのアイデアをツイートしています。

5月3日の投稿では、「結局、フリーメイソンの没落は、石材加工を無償で提供したことだった」と、現在のTwitterのビジネス(ユーザーは原則無料)の課題を指摘。続けて「Twitterは、一般ユーザーには常に無料だが、商用/政府機関のユーザーには若干のコストがかかるかもしれない」と、一部を有料化するアイデアを示唆しています。

政府や企業のアカウントから料金を請求するとしても、どのような基準にするかは不明。また有料にすることで、Twitterからユーザー離れが発生し、ネットワーク効果が弱まる可能性もあります。

ロイターによると、マスク氏のTwitterの収益を上げるアイデアはこれだけでなく、重要な情報を含むツイートやバズっているツイートから収益を上げる新しい方法などの機能を開発する予定とのこと。アイデアの中には、第三者のウェブサイトが認証された個人や組織のツイートを引用したり、埋め込んだりしたい場合に手数料を徴収するというものもあったようです。

Twitterでは、月額有料制サブスクリプション「Twitter Blue」を提供し、サブスクリプションユーザーでしか利用できないプレミアム機能が提供されています。記事公開時にTwitter Blueを利用できるのは、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドで、日本では利用できません。

Twitter Blueに提供される機能は、「ブックマークフォルダ」「カスタムアプリのアイコン」「ナビゲーションのカスタマイズ」「リーダー表示」「アプリの配色変更」「話題の記事」「ツイートの取り消し」など。

またTwitter Blueのユーザーを対象に、「NFTのプロフィール画像」や「ツイートの編集」など、一般公開前にテスト中の機能に早期アクセスできる「Twitter Blue ラボ」も提供されています。