Microsoftは5月4日、GPT-4を組み合わせた会話式の検索体験ができる新しいBingをLimited PreviewからOpen Previewに移行し、ウェイトリストでの待機をせずとも、誰でも利用できるように開放したと発表しています。
Microsoftの新しいBingが、ウェイトリストを廃止し、誰でも利用可能なOpen Preview版に移行したと発表されています。
新しいBingは、Open AIの大規模言語モデル「GPT-4」をベースになっていて、Microsoftが新しい会話形の検索として提供しています。
すでに5億回以上のチャットが行われ、画像生成AIの「Bing Image Creator」でも2億枚以上の画像生成が行われているそう。BingのDAUは1億人を超え、Bingのモバイルアプリのインストール数はリリース以来4倍に増加、Bingのシェアが拡大したことでEdgeブラウザのシェアも改題しているとのこと。
新しいBingは今後、以下のように進化すると発表されています。
- テキストだけでの検索やチャットから、画像や動画での回答、マルチモーダル(さまざまな種類の情報を1度に処理する)のサポート
- Bing Image Creatorが100以上の言語に対応。ネイティブ言語で画像を作成できるように
- チャット履歴を活用して生産性の向上。前回のチャット履歴を再開したり、以前のチャットの文脈を新しい会話に反映されたりできるように
- チャットにエクスポートと 共有の機能を追加
- PDFや長文のWebサイトなど、長いドキュメントの要約機能を向上。近日中に提供
- Edgeモバイルに、ページコンテキストが追加。表示中のモページに関連する質問をチャットで行えるように。近日中に提供
- Edgeのサイドバーにある作成機能で、生成するテキストのトーンや長さ、言い回しなどを調整できるように
- Bingチャットにサードパーティのプラグインを組み込む、開発者向けのプラットフォームを構築
プラグインでは、OpenTableを活用して検索と予約をサポートすることなどが、発表されています。詳細については5月末の「Microsoft Build」で発表されるということです。