Appleのハイエンドヘッドホン「AirPods Max」は、しばらく新モデルが登場しない可能性が高いと報じられています。BloombergのMark Gurman記者によると、市場での位置づけが中途半端なことがその背景にあるといいます。
Appleのヘッドホン「AirPods Max」は、2020年の初登場以来、大幅なアップデートが行われていません。BloombergのMark Gurman記者による最新ニュースレターによれば、Appleは当面、新型モデルの投入を予定していないとのことです。
AirPods Maxは一部の層に根強い人気があり、日本でもファッションアイテムとしては人気のあるヘッドホンです。しかし全体的な販売規模としては「新モデルを積極的に開発するほどではない」とされ、完全に販売を打ち切るほど不人気でもないという「中途半端な立ち位置」にあるのが実情とのこと。
Appleは2023年にEUの規制対応としてUSB-Cポートを採用した改良版を発売しましたが、機能面での実質的な進化は見られませんでした。一方で、同社は毎年のように新型インイヤー型AirPodsを発表し続けており、音響チームのリソースはイヤホンやスピーカー、マイクを搭載した他製品に重点的に割かれていると指摘されています。
その結果、AirPods Maxの初代モデルは発売からすでに5年が経過しているにもかかわらず、大規模な刷新が行われていません。Apple製品としては異例の長期間アップデートがない状況で、新型を待ち望んでいるユーザーは首を長くして待つことになりそうです。