The Informationによると、OpenAIは音楽生成AIの開発を進めているといいます。動画生成AI「Sora」に続く次の大型プロジェクトとして注目されており、既にジュリアード音楽院の学生と協力して楽譜のアノテーションを行うなど、具体的な準備が始まっているようです。
The Informationの報道によると、OpenAIはテキストや音声のプロンプトから音楽を生成するAIの研究を進めており、ユーザーが「ボーカルトラックにギター伴奏を加える」といった指示を行えるようにすることを目指しているといいます。この取り組みは、SunoやUdioなど、急成長するAI音楽生成サービスへの対抗ともみられます。
OpenAIが音楽生成AIを開発するのは初めてではなく、2019年の「MuseNet」および2020年の「Jukebox」以来。これらは研究目的で公開され、現在は一般ユーザーは利用できません。
他にも音声分野でも複数のモデルを展開しており、3月には音声認識および音声合成モデルをアップデートして公開しています。The Informationは、今回の音楽生成AIでは、これらの技術がボーカル生成などにも応用される可能性が高いと指摘。また、生成された音楽をChatGPTや動画生成アプリ「Sora」と連携させる構想も検討されているといいます。