
Metaは、コードネーム「Phoenix」と呼ばれていた次世代MRメガネの発売時期を、当初の2026年後半から2027年上半期へ延期したとBUSINESS INSIDERが報じています。社内メモで、品質とユーザー体験の完成度を優先するためと説明されているとのこと。

MetaのAR/VR部門であるReality Labsが開発を進めていたコードネーム「Phoenix」と呼ばれるMRメガネは、2026年後半の発売を予定していましたが、発売時期を2027年上半期へと遅らせる決定がくだされたと報じられています。
延期の理由について、幹部らが従業員に送った社内メモで「製品の細部に万全を期すため」「完成度の高いユーザー体験を届けるため」と、品質確保のための時間確保とされているそうです。
Phoenixはスリムなゴーグル型で、従来のVRヘッドセットやスマートグラスとは異なる設計が特徴と報じられています。内部電源は本体ではなく、別体のパックとなっており、軽量性と熱管理のバランスを狙ったデザインとされています。
一方で、Meta 内ではメタバース関連事業の予算を最大で 30%削減する可能性が報じられており、Phoenixの延期はこうしたコスト見直しと合わせた戦略の一環ともみられています。
なお、Metaは2026年に別のウェアラブル機器(コードネーム「Malibu 2」)の投入も計画しており、VRヘッドセット「Quest」シリーズの次世代モデル開発も継続しているようです。