
Anthropicが、IPOを前に新たなAIモデルの投入を検討していると報じられました。企業向け市場で存在感を高めるOpenAIの「GPT-6 Astra」に対抗する狙いがあるとみられる一方、安全性を重視する方針との両立が焦点となります。

Anthropicが、新たなAIモデルの投入を検討していることが分かりました。企業利用で存在感を高めるOpenAIの「GPT-6 Astra」に対抗し、IPOを前に市場での優位性を維持する狙いがあるとみられます。
ロイターが関係者3人の話として報じました。Anthropicは次期モデルの安全性を評価しながら、公開時期を協議しているとしています。モデルの名称や性能、提供時期は明らかになっていません。
背景には、9月3日に公開されたGPT-6 Astraの急速な普及があります。経費管理プラットフォーム「Ramp」の集計では、企業のAI関連支出に占めるAstraの割合は約13%となり、Anthropicの「Claude Fable」の約8%を上回りました。OpenRouterでも、OpenAIモデルへの支出が約2年半ぶりにAnthropicを上回ったとしています。
一方、Anthropicの年間換算売上高は7月末時点で650億ドルを超え、OpenAIの400億ドルを上回っています。ただし、オープンソースモデルの台頭や金利上昇を受け、投資家は収益性を厳しく見るようになっています。
ダリオ・アモデイCEOは直前に、安全上の懸念からAI開発の減速を業界全体に呼びかけていました。新モデルを投入する場合、安全性重視の姿勢と競争力をどう両立させるかが焦点となります。IPOは11月の米中間選挙後にずれ込む可能性もあると報じられています。