地裁「ワンセグ携帯はNHK受信契約対象外」と判決、総務省「ワンセグ携帯も対象」

地裁「ワンセグ携帯はNHK受信契約対象外」と判決、総務省「ワンセグ携帯も対象」

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@JUNP_Nです。先日、さいたま地裁でワンセグ携帯はNHK受信契約の対象外であると判決が出ましたが、総務省は「ワンセグ携帯も受信契約締結義務の対象」と考えを示しています。

NHK受信契約の締結義務、ワンセグ携帯は今後対象になるのか

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26日、さいたま地裁で行われた「ワンセグ機能付き携帯を所持している場合、NHKの放送受信料を支払う必要はあるか」という裁判。この裁判では「携帯電話はNHK受信設備の設置にはあたらない」という判決が下されました。

この判決を受けNHKは「放送受信設備の設置の解釈が誤っている」とし、控訴。今後もワンセグ機能付き携帯を所持している人からも、受信料の徴収を行うと発表していました。

今後、どうなるものかなと思っていましたが、9月2日、高市総務大臣が会見でワンセグ機能付き携帯のNHK受信契約の締結義務について「総務省としては受信契約締結義務の対象と考えている」とコメント。今後の訴訟を見守る考えとしています。

「NHKを見ることができる」が問題であればネット接続できる端末は全て対象に?

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既にNHKは「NHKオンデマンド」などネット視聴が可能な環境を用意。さらに、iOS/Android向けにはニュースアプリも配信しています。

NHK ニュース・防災

NHK ニュース・防災

NHKは以前にも受信料の徴収対象を拡大し、テレビの有無だけでなくパソコンやネット接続が可能な端末を所持している世帯からの徴収する考えを示していました。

今後の訴訟がどうなるにしろ、2017年の通常国会に提出されるとみられている「放送法の改正案」が通った場合、「スマホ所持=NHKの放送法の支払い義務発生」となる可能性があります。