Apple Watchの転倒検出機能とSOS機能、てんかん発作で倒れた母親を救う

Apple Watchの転倒検出機能とSOS機能、てんかん発作で倒れた母親を救う

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Apple Watchによって命を救われたという事例はこれまでにも報告されていますが、てんかん発作で倒れた女性を救ったという事例が報告されています。

Apple Watch Series 4の転倒検出機能が女性を救った

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Apple Watch Series 4に搭載された転倒検出機能が、てんかんを患っている女性の転倒を検出し、女性を救ったという事例が報告されています。

Apple Watchによって救われたのはケイト・ドナルドさん。てんかんの発作が睡眠不足による可能性があったといい、ケイトさんが休息できるよう、夫は3人の子どもを連れて外出することに。

ケイトさんが自宅で1人になった時に発作が起き、ケイトさんは転倒。Apple Watchを装着していたため、ケイトさんはSOS機能を使い夫へ連絡。夫は隣人に連絡し、家の中まで入ってもらい救急車を呼んでもらいましたが、Apple Watchの緊急SOSが機能していたため「すでにその住所には救急車が派遣されている」と言われたのだそう。

ケイトさんはこれまでにも発作による転倒に苦しんでいたといい「Apple Watchはてんかんや転倒に役立つかもしれない」と考えていたと話しています。

「転倒検出機能」とは?過去にはiPhoneの緊急SOSで命を救われたという男性も

「転倒検出機能」はApple Watch Series 4から搭載された新機能。この機能はApple Watchの設定時やヘルスケア Appで65歳以上に設定されている場合、自動的に有効になります。

転倒を検出した後、1分間なんの動きもなかった場合、30秒のカウンtのダウンが開始され、その間Apple Watchはユーザーの手首をトントンと叩き続け警告音を鳴らします。カウントダウンが終了すると、自動的に緊急通報サービスへ電話がかかり、電話では転倒したことを知らせる音声メッセージが自動再生され、ユーザーの現在地(緯度経度座)を相手に伝えてくれます。

また2017年には日本でもiPhoneのSOS機能によって命を救われたという男性の事例がSNSで話題になりました。「緊急SOS」はiOS 11以降で利用できるので、設定していない人は確認してみてください。