コロナの新規陽性者が近くにいた可能性を表示する「COCOAログチェッカー」を試してみた

コロナの新規陽性者が近くにいた可能性を表示する「COCOAログチェッカー」を試してみた

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新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」のログデータを解析し、約2週間の間に新規陽性登録者が付近にいた可能性を示す「COCOAログチェッカー」を試してみました。

外出は控えていても、コロナ陽性者は意外と身近にいるかも

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全国の新型コロナウイルスの感染者数は連日の5万人超え。「まん延防止等重点措置」も13都県で実施され、感染拡大は予断を許さない状況が続いています。

COCOAログチェッカー」は、iOSおよびAndroidで収集されているCOBID-19 接触のログデータの中で、新規陽性登録者の端末近くにいた記録があるかを確認するツールです。

新規陽性登録者の端末近く=Bluetoothの電波が届く範囲」なので、約10〜30mの範囲内となります。そのためCOCOAで通知が届く「1m以内15分以上」よりも広範な範囲の記録を確認できます。

COCOAログチェッカーの製作者は河原圭佑氏(@ktansai)。ソースコードはGitHubにも公開されており、接触確認アプリの積極的な活用事例として厚労省のサイトでも紹介されています

実際に試してみたところ、COCOAでの接触通知は受け取っていませんが、14件の新規陽性登録者が近くにいた記録が確認されました。

仕事は完全リモートで電車にも乗らず、外出は保育園の送迎、スーパーやコンビニでの買い物、ランニング程度ですが、近くに新規陽性登録者が14件もいたんですね。

「COCOAログチェッカー」の使い方

大前提として「COCOA - 新型コロナウイルス接触確認アプリ」がインストールされてい、ログを記録していることが必要です。

① 設定アプリから「接触通知」を選択し、「接触のログ記録の状況」をタップします。

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② 「接触チェックの記録」を選択し、「接触チェックの記録を書き出す」をタップします。

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③ 表示されたメニューから「コピー」を選択。COCOAログチェッカーを開き、「ここにログファイルをペーストしてください」のところでペースト。その後「チェックする」をタップします。

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新規陽性登録者が近くにいた記録が多く表示されたからといって、感染の可能性が高いというわけではありません。一方で、意外と自分の近くにも感染者がいると理解し(COCOAに登録していない新規陽性者もいるでしょうし)、改めて感染予防を心がけるきっかけになる良いサービスです。

COCOAログチェッカー