イーロン・マスク氏、Twitterの取締役に。「編集ボタンは必要?」に真実味

イーロン・マスク氏、Twitterの取締役に。「編集ボタンは必要?」に真実味

15

テスラ社のCEOを務めるイーロン・マスク氏が、Twitter社の株式を9.2%保有していることが4月4日に明らかになり、その影響でTwitterの株価は27%も上昇しました。さらに4月5日、イーロン・マスク氏はTwitter社の取締役に就任することが明らかになりました。

Twitter社の取締役にイーロン・マスク氏が就任

twitter

テスラ社のCEOを務めるイーロン・マスク氏が、Twitter社の取締役に就任することが明らかになりました。Twitterが当局へ提出した資料や、Twitter社のCEO、パラグ・アグラワル氏がツイートしています。イーロン・マスク氏がTwitter社の株式9.2%を保有していることが4月4日、明らかになっていました。

これは買収防止のために使用されるポジションの一種でもあり、イーロン・マスク氏は2024年の定時株主総会までクラス2の取締役を務めます。またイーロン・マスク氏は取締役を務める期間、任期満了後の90日間、Twitter社の株保有率を14.9%を上回らないことでも合意しています。

パラグ・アグラワル氏は、「この数週間の会話を通じて、イーロン・マスク氏が取締役会に大きな価値をもたらしてくれることが明らかになった」と説明。

続けて「イーロン・マスク氏は、Twitterの熱狂的な信望者であると同時に、厳しい批判者でもある」と指摘し、Twitterを長期的により強くしていくために必要な人材だと紹介しています。

イーロン・マスク氏もTwitterで、「今後数か月で、Twitterを大幅に改善することを楽しみにしています」とコメントしています。

イーロン・マスク氏、「編集ボタンは必要?」とアンケート中

イーロン・マスク氏は4月5日、Twitterで「編集ボタンは必要ですか?」とするアンケートを投稿。パラグ・アグラワル氏は引用リツイートで、「この投票の結果は重要なものになるでしょう。慎重に投票してください」と投稿していました。

この投稿はイーロン・マスク氏の取締役就任が明らかになる以前のものですが、2人のやり取りからも、この投票結果が「編集ボタン」に関する何かしらの判断に利用される可能性が考えられます。

4月1日(現地時間)には、Twitter公式アカウントが「編集ボタンに取り組んでいます」と投稿。エイプリルフールのネタだと考えられていましたが、編集ボタンの実装も現実味がでてきたように見えます。

また同アカウントは2020年7月、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、マスク着用の呼びかけとして「みんながマスクを着けたら、編集ボタンをつける」という投稿もしていました。

Twitterの共同創業者のジャック・ドーシー氏は2020年1月、編集ボタンについて「おそらく絶対に導入しない」とコメント。ジャック・ドーシー氏は2021年11月、Twitter社のCEOを退任しています。