Bloombergによると、AppleがAI検索エンジン大手のPerplexity AI買収について社内で協議していることが明らかになったということです。
Appleの幹部らが、AI検索エンジン大手のPerplexity AIの買収について社内で協議していると報じられています。Bloombergが複数の関係者の話として報じたもので、GoogleとのiPhone検索パートナーシップが反トラスト法により脅威にさらされる中、Appleが独自のAI検索エンジン開発を急ぐ動きと見られています。
Bloombergの報道によれば、Appleの合併・買収（M&A）責任者エイドリアン・ペリカ氏が、サービス責任者のエディー・キュー氏やAI関連の意思決定を担う幹部らと買収案を検討しているということです。協議は初期段階り、買収提案に至らないこともあり得ると伝えています。
NEW: Apple executives have held internal discussions about potentially bidding for artificial intelligence startup Perplexity AI, seeking to address the need for more AI talent and technology — https://t.co/1WsKpCEw05
— Mark Gurman (@markgurman) June 20, 2025
仮にAppleがPerplexityを買収する場合、Apple史上最大規模となる可能性があります。Perplexityは直近の資金調達ラウンドで企業価値140億ドルと評価されており、これは2014年のBeats買収（30億ドル）を大幅に上回ります。
一方で、買収以外の選択肢も検討されているとのこと。代替案としては、Safariブラウザの検索エンジンの選択肢としてPerplexityを追加したり、Siriと機能統合するなどのパートナーシップも模索されているそうです。
今回の報道について、Appleはコメントを控え、Perplexity側も「現在または将来のM&A協議については一切関知していない」と述べているとのこと。