
Appleが「Vision Pro」の改良計画を棚上げし、MetaのRay-Banシリーズに対抗するAI搭載スマートグラスの開発に注力していると、Bloombergが報じています。2026年の発表を目指し、複数のモデルが準備中とされています。

Bloombergによると、Appleは当初2027年に予定していた「Vision Pro」の軽量版(コードネームN100)の開発を一時停止し、メガネ型デバイスの加速に舵を切ったとのことです。
現在開発中のグラスは少なくとも2種類あり、その一つは「N50」と呼ばれるiPhoneと連携するモデルで、ディスプレイを持たないシンプルな構成が特徴。早ければ2026年にも発表され、2027年に発売される可能性があると報じられています。
もう一つはディスプレイを搭載し、Metaが2023年に発売した「Ray-Ban Meta Display」に対抗する製品で、当初2028年の投入が計画されていましたが、前倒しが検討されているといいます。
Appleのグラスは音声操作と人工知能を中核に据え、音楽再生用スピーカーやメディア撮影用カメラ、音声制御機能を備える見込み。また、複数のデザインバリエーションを揃え、健康管理機能の搭載も検討中とされます。