
市場調査会社TrendForceは、Appleが発表した低価格ノート「MacBook Neo」が、世界のノートパソコン市場の構造を変える可能性があるとの見方を示しました。価格帯の拡大とサプライチェーン戦略により、Macの市場シェア拡大につながるとしています。

市場調査会社TrendForceは3月5日、Appleが投入した低価格ノートパソコン「MacBook Neo」が、世界のノートパソコン市場を再構築する可能性があるとする分析を発表しました。
MacBook Neoの登場により、Appleはこれまでより低い価格帯へ正式に参入する形になります。価格設定は主流のWindowsノートと近い水準で、教育市場などでの競争力を高めるとみられています。これにより、若いユーザーや学生を早い段階からMacエコシステムへ取り込む効果も期待されるとしています。

TrendForceは、MacBook Neoの年間出荷台数が2026年に約400万〜500万台に達する可能性があると予測。これによりAppleのノートパソコン出荷台数は前年比7.7%増加し、macOSの市場シェアは13.2%まで拡大すると見込まれています。
また、Appleは自社設計チップ「Apple Silicon」を採用していることに加え、メモリ構成などを標準化することでサプライヤーとの交渉力を高めており、部品価格が上昇する市場環境でも競争力のある価格を実現できていると分析されています。

一方で、MacBook Neoはメモリが8GBに固定されているとされ、この仕様がユーザーにどの程度受け入れられるかが販売動向の重要な要因になる可能性もあると指摘されています。
TrendForceは、MacBook NeoがAppleの価格戦略を大きく広げる製品になるとみています。低価格帯への本格参入により、ノートパソコン市場の競争構造やシェア構成にも変化が生じる可能性があるとしています。