Googleは10月8日、ソーシャルネットワークサービス「Google+」を終了することを発表しました。発表に合わせ最大で約50万件ものアカウントの個人情報が外部からアクセスできる状態であったことも公表しています。
「Google+」約7年の歴史に幕、2019年8月で終了へ
Googleは10月8日、「Google+」のサービスを2019年8月に終了すると発表しました。終了されるのは一般向け「Google+」で、企業向け「Google+」は提供を続けていくとのこと。「Google+」は2011年に開始されたソーシャルネットワークサービス。Googleによるとユーザー数が伸びず、90%のユーザーセッションが5秒以下だったとのこと。
Googleはこれまでにも「Google Wave」や「Google Buzz」「Orkut」などのSNSを展開していますが、いずれもサービス終了となっています。
約50万件の個人情報にアクセスできるバグが発見されていたと公表
また2018年3月には「Google+」のAPIに外部から個人情報にアクセスできるバグが見つかっていたことも公表しており、最大で約50万件のアカウントが影響を受ける可能性があると発表しています。
このバグは3月に発見された時点で直ちに修正されており、当該APIを利用していたアプリは最大438個。GoogleはAPIが悪用された形跡は確認できていないとしています。
なおアクセス可能になっていた個人情報は「名前」「メールアドレス」「職業」「性別」「年齢」など、Google+のプロフィールに設定されていた情報で、電話番号やG Suits、メッセージや電話番号などのデータは含まれていないと説明しています。