【比較】新型「iPad Air」は「iPad Pro」未満だが、めちゃくちゃコスパ高くて買い

前世代「iPad Air」から大幅アップデート、ほぼ「iPad Pro」に

Appleから魅力的な「iPad Air」（第4世代）が発表されました。iPad Proを買おうと思っていたという人がいたら、ProよりAirのほうがコスパ良いかも。

具体的にどこが良いのか。

まずはTouch IDが復活した点。iPad ProのFace IDは真正面にいないと認証してくれないので、やや不満に思っていた人も多いハズ。ボタンに内蔵される形になった次世代のTouch IDは最高に捗るはずだ。

次はやはり価格。iPad Proに求められる多くの機能を残しつつ、ProMotionテクノロジー、超広角カメラやLiDARスキャナを非搭載にしたことで、ほぼiPad Proのスペックながら手に取りやすい価格帯になっている。

iPad Proは104,800円〜だが、iPad Airは62,800円〜。同じストレージ容量（256GB）モデルで比較すると、iPad Pro 11-inchは115,800円だが、iPad Airは79,800円。36,000円もの価格差になる。めちゃくちゃコスパが高い。

またiPad Pro同様にコネクタにUSB-Cを採用したのも嬉しいポイント。デザインもiPad Proを踏襲しているので見た目も最新ですし、カラーバリエーションが豊富なのも好評価といえる。

CPUの性能を比較してみると、iPad Airは「A14 Bionic」、iPad Proは「A12Z Bionic」。Keynoteを見ていると単純に「CPU性能40%アップ」と考えがちだが、比較対象となっているのは前世代（第3世代）「iPad Air」だ。

Geekbenchのスコアを見ると、「iPad Pro 11-inch」（2nd gen）のマルチコアスコアは4652、「iPad Pro 12.9-inch」（4th gen）は4620、第3世代iPad Air（A12 Bionic）は2684。発表どおり40％向上しているならば3757なので、マルチコアスコアではiPad Proには及ばないだろう。それでも大幅な向上には間違いない。

iPad Proで利用できる純正アクセサリー、「Apple Pencil（第2世代）」「Magic Keyboard」はiPad Airでも利用できる。

いまiPad Proを買おうと考えている人は、iPad Airで十分な要件を満たすという人も多いはず。いまiPad（iPad Pro）を買おうと思っているなら「iPad Air」は第1候補になるだろう。

「iPad Air」「iPad Pro 11-inch」「iPad」のスペック比較