iPad版「Final Cut Pro」は開発中だが、Mac版と同等の機能はなさそうです

iPad版「Final Cut Pro」は開発中だが、Mac版と同等の機能はなさそうです

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Appleのリーク情報で実績のあるMajin Bu氏によると、AppleはiPad向けのFinal Cut Proを開発中だということです。ただしMac版と同等の機能を持ったアプリにはならないようです。

iPad向け「Final Cut Pro」は期待しているものとは違うかも

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AppleがiPad向けの「Final Cut Pro」を開発している可能性が伝えられています。Appleのリーク情報で実績のあるMajin Bu氏が伝えています。

iPad版「Final Cut Pro」はMac版と同等の機能(プラグインの管理など)をもったアプリではなく、iCloudに保存されたプロジェクトを管理するためのアプリになるとのこと。現時点でそれ以外の情報はなく、リリース次期も不明。少なくとも直近でリリースされることはないようです。

iPad版「Final Cut Pro」については、同じくAppleのリーク情報に実績のあるJon Prosse氏が2020年4月、「Final Cut Pro、Logic Pro、Xcodeが登場すると100%確信している」と伝えていましたが、残念ながらどれも登場していません。(「Swift Playgrounds 4」が登場してiPadでアプリ開発は可能にはなりましたが……)

また3月11日に配信されたポッドキャスト番組「backspase.fm(Danbo-side #67)」でMacお宝鑑定団のdanbo氏はiPad版のFinal Cut Proについて、「多くの動画編集ソフトはキーボードショートカットで操作することが前提で、Final Cutも同様。iPadのタッチインターフェースに移行することが非常に難しいので、(Mac版と同じ機能を持った)iPad版のFinal Cut Proは作れない」という状況だと述べています。

AppleはM1 Pro/Max/Ultraをプロ向けSoCと位置づけていますし、プロ向けアプリの対応はこれらチップが搭載されたモデルになると考えれば、iPad用プロ向けアプリが登場しない状況に納得感はあります。13インチ MacBook Proは「Pro」の名称が外れるなんて情報もありましたし、もしかしたら「iPad Pro」も"Pro"じゃなくなったりするのかな?

Final Cudではありませんが、Appleは3月9日に開催したスペシャルイベントで、新機能「マジックムービー」「ストーリーボード」を追加したiMovieを紹介。4月に発表すると案内しています。