Twitterが削除されたツイートの埋め込み表示を変更、元ツイートが確認できない仕様に

Twitterが削除されたツイートの埋め込み表示を変更、元ツイートが確認できない仕様に

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Twitterに投稿されたツイートの外部サイトへの埋め込み表示が、静かに変更されていることが確認されています。TwitterのプロダクトマネージャーであるEleanor Harding氏は、「ツイートを削除したユーザーを尊重するため」と説明しています。

削除されたツイートは埋め込み表示は「空欄」に

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Twitterのツイートは外部サイトに埋め込み表示が可能ですが、ツイートが削除された場合、白い余白のある「空欄」が表示されるように変更されています。

従来はツイートが削除されたとしても、投稿されたテキストは表示されていました。これはTwitterがJavaScripttを変更したことに起因しています。

削除されたツイートが表示されなくなることは大きな変更点には見えませんが、同機能を利用して作成されていたコンテンツでは「空欄」が表示されることになります。例えばドナルド・トランプ前大統領はTwitterから永久BANされたため、ツイートは削除された扱いになっています。これまでの仕様ではトランプ氏の過去ツイートは、埋め込まれていればテキストを確認することができましたが、新しい仕様ではツイートが確認できなくなることになります。

「Twitterの仕様変更テスト」 と投稿したツイート。削除して空欄の表示に。

空欄の表示はJavaScriptで制御されているため、ブラウザのJavaScriptをオフにすることで削除されたツイートのテキストを確認することは可能ですが、多くのユーザーにとってはこの対応方法は現実的な意味を持たないでしょう。

TwitterのプロダクトマネージャーであるEleanor Harding氏は、この仕様変更に対する指摘に対し、「ツイートを削除することを選択したユーザーたちを尊重するため」と説明。近日中に、この変更について説明する、より良いメッセージを表示する予定だとコメントしています。

Twitterの投稿は、公的な発言として取り扱われる側面もあります。削除されたツイートの非表示や、Twitterが今後テストすると発表している「編集ボタン」は、公的な発言の記録としての役割を損なう懸念が指摘されています。