iOS 19、カレンダーアプリにAI搭載の可能性

iOS 19、カレンダーアプリにAI搭載の可能性

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EUの情報開示によりアップルが2024年4月にカナダのスタートアップ企業「Mayday Labs」を買収していたことが明らかになりました。この買収により、iOS 19でアップルのカレンダーアプリにAI機能が追加される可能性が示唆されています。

フランスのテックブログ「MacGeneration」が発見した、EUが開示している買収リストによると、Appleは2024年4月にカナダのスタートアップ企業「Mayday Labs」を買収していたことが明らかになりました。

Mayday Labsは、AIを活用したカレンダー、タスク管理、スケジュール調整アシスタントを開発していました。このアプリは、ユーザーのスケジュール設定の傾向を学習し、最適な時間に予定やタスクを自動的に組み込む機能を提供していました。特に複数のユーザー間での予定調整が特徴で、関係者全員が参加可能な時間を自動的に見つけ出す機能も備えていました。

Mayday Labs創業者のジェレミー・ベル氏は2024年4月のブログ記事で買収について触れていましたが、当時は買収企業名を明かしていませんでした。

この買収は、AppleがiOS 19でカレンダーアプリにApple Intelligence(AI)機能を搭載する計画があることを示唆していると予測できます。

Mayday Labsのウェブサイトによると、同社のAI技術には以下のような機能がありました。

  • 自動スケジューリング:優先度の変化に応じて最適な時間にタスクを設定
  • 学習型AI:ユーザーの好みとパターンを学習し、最適な予定設定を提案
  • チーム向けスケジュール調整:複数の参加者の予定を自動で調整
  • タスクの自動スケジュール:重要な作業のための時間を確保
  • 自動再スケジュール:優先順位の変更に合わせて予定を動的に調整

Appleは6月の年次開発者会議「WWDC」でiOS 19、iPadOS 19、macOS 16を発表する見込みです。