
Appleが6月に開催した年次開発者会議「WDC 2025」で発表されたiOS 26には、大きなデザイン変更や新機能が発表されましたが、WWDCでは発表されなかった新機能が年内に追加される可能性が伝えられています。

6月9日に開催されたAppleの開発者会議「WWDC 2025」では、iOS 26の「Liquid Glass」デザインやApple Intelligenceの拡張など、多くの新機能が発表されました。
しかし、Appleの情報で信頼性の高いBloombergのMark Gurman記者によると、同社には発表されていない追加機能が準備されており、年内のリリースが期待されているとのこと。
Mark Gurman記者の最新ニュースレターによると、AirPods経由でのリアルタイム会話翻訳機能と、公共Wi-Fiネットワークのログイン情報をデバイス間で同期する機能の2つが、年内に追加される見込みです。
AirPodsのリアルタイム翻訳機能は、例えば日本語話者が英語を聞いた場合、iPhoneが音声を翻訳してAirPods経由で日本語として伝えます。同時に、日本語話者の言葉は英語に翻訳されてiPhoneから再生される仕組みとなると予測されています。
Wi-Fiネットワークのログイン情報をデバイス間で同期する機能は、ホテルなどでよく求められる公共Wi-Fiのウェブフォーム入力を、1つのデバイスで行うだけで他のAppleデバイスにも自動的に同期する機能です。
AppleがWWDCで発表しなかった理由について、Mark Gurman記者は「Appleは出荷に近いもの(iOS 26の初回バージョンまたはその直後のアップデート)以外は発表しないよう注意深く対応した」と説明しています。これは、2024年のWWDCで発表されたいくつかの重要機能が数か月遅れたり、まだ提供されていない状況を繰り返したくないためだといいます。