
AppleがiOS 19で、Wi-Fiポータル情報の同期機能を準備中であると報じられています。この機能が搭載されると、複数デバイスでの認証が不要になります。

Appleが6月に開催予定の世界開発者会議「WWDC」で発表されると予測されている「iOS 19」において、キャプティブWi-Fiポータルのアクセス情報をデバイス間で同期できる新機能を搭載する計画であるようです。BloombergのMark Gurman記者が最新ニュースレターで報じています。
- キャプティブ Wi-Fi ネットワークとは
キャプティブ Wi-Fi ネットワークとは、ユーザ登録や通信料の支払いが必要な公共の Wi-Fi ネットワークのことです。
キャプティブネットワークは、「サブスクリプション」ネットワークや「Wi-Fi ホットスポット」ネットワークと呼ばれることもあります。カフェ、インターネットカフェ、ホテル、空港などの公共の場所で利用できます。一部の国や地域では、通信事業者がキャプティブネットワークを運営管理しています。
この新機能では、ホテルやオフィスビル、ジムなどで頻繁に求められるWi-Fi接続時の認証情報入力が、一度のデバイスでの入力で済むようになります。現在はiPhone、iPad、Macなど各デバイスごとに同じ情報を入力する必要がありますが、新機能ではその手間がなくなります。
2025年のWWDCでは、主に3つの大きなテーマが予定されています。
- すべてのAppleデバイスに適用される新しいソフトウェアインターフェースとデザイン言語
- より多くのアプリケーションや機能にAIを組み込んだ「Apple Intelligence」のアップグレード
- iPadのオペレーティングシステムをより強力にし、Macのソフトウェアに近づける取り組み
さらに、iPhoneとAirPodsによるリアルタイム会話翻訳モードや、AIヘルスコーチ機能を備えたヘルスアプリなども開発中であるとされています。