
Appleが、Apple Watchのラインナップを大幅に見直すことを検討していると報じられました。画面を搭載しないデバイスや新たなサイズ、Ultraを上回るプレミアムモデルなど、複数の方向性が議論されているといいます。

BloombergのMark Gurman記者がニュースレター「Power On」で報じました。Appleのインダストリアルデザインチームは過去1年ほど、Apple Watchの将来像について幅広い再検討を進めているとしています。
候補には、ディスプレイを持たないデバイスのほか、現在とは異なる種類やサイズの画面を採用したモデルなどが含まれます。円形ディスプレイも検討されたものの、製品化の可能性は低いとしています。
価格帯についても見直しが検討されており、Apple Watch UltraやHermèsモデルを上回るプレミアム製品のほか、現行のApple Watch SEとは異なる低価格モデルの構想もあるといいます。
背景には、Oura Ringなどのスマートリングや、画面を持たないフィットネストラッカーの存在感が高まっていることがあります。AppleはSiriのAI強化やヘルスケア機能の高度化と組み合わせ、Apple WatchをよりAI中心のデバイスへ進化させることも検討しているようです。
一方、2026年に投入予定のApple Watch Series 12とApple Watch Ultra 4では、大幅なデザイン変更は見送られる見通しです。処理性能の向上や健康・フィットネス機能の強化、新色やバンドなどが中心になると報じられています。
AppleのWearables、Home and Accessories部門は直近四半期に増収となったものの、Apple全体の製品売上高ほどの伸びには至っていません。Appleが7月30日に発表した2026年度第3四半期決算では、全社売上高は前年同期比16%増の1,094億ドルでした。
Appleはまだ新しいApple Watchの方向性を一本化しておらず、今回検討されている製品が実際に発売されるかは不明です。ただ、10年以上基本的な形を維持してきたApple Watchが、スマートリングやAIデバイスの台頭を受け、大きな転換期を迎える可能性があります。