
Appleが、折りたたみ型iPhoneを皮切りに、タッチ対応MacBook Pro、スマートホームハブ、カメラ搭載AirPods、スマートグラスなどを相次いで投入する計画であることが分かりました。BloombergのMark Gurman記者が、Appleの今後数年にわたる製品ロードマップとして報じています。

Appleが、2026年から2029年以降にかけて、同社史上最大規模となる新製品の投入を計画していると、BloombergのMark Gurman記者が報じました。従来製品の刷新にとどまらず、折りたたみ端末やAIウェアラブル、スマートホーム、ロボットといった新分野への展開も進めているとしています。
Mark Gurman記者によると、一連の新製品は過去約5年間にわたって開発されてきました。計画や発売時期は今後変更される可能性があり、一部の製品は延期または開発中止になることも考えられるとしています。
直近の目玉となるのは、Apple社内で「iPhone Ultra」と呼ばれている折りたたみ型iPhoneです。折りたたむとパスポートほどの大きさになり、外側に約5.5インチ、内側に約7.8インチの画面を搭載する見込みです。
A20 ProチップやApple独自のC2モデム、Touch ID、画面を分割して複数のアプリを表示するマルチタスク機能を採用。望遠カメラは搭載せず、標準と超広角カメラで構成されると報じられています。折り目を目立ちにくくする新たなヒンジ技術も特徴で、価格は2,000ドルを超えると予想されています。
同時期には、A20 ProやC2モデム、改良された冷却機構を備えるiPhone 18 Proシリーズも登場する見通しです。Pro Maxでは、取り込む光の量や被写界深度を細かく調整できる機械式絞りの採用が検討されています。
Apple Watch Series 12とApple Watch Ultra 4では、健康・フィットネス機能に加え、AI版Siriへの対応が強化される見込みです。Appleは、運動中以外も終日動作する連続心拍センサーをテストしているといいます。
このほか、通常モデルとノイズキャンセリング対応モデルを用意するAirPods 5、処理性能を高めたApple TVとHomePod mini、OLEDディスプレイを初めて採用するiPad miniも準備されています。iMacと14インチMacBook Proについては、M6チップを搭載した新モデルが計画されています。
Macでは、OLEDとマルチタッチ画面、Dynamic Islandを備えたMacBook Proも開発中です。14インチと16インチが用意され、ソフトウェアも指による操作に適したインターフェースへ変更されるとしています。長年タッチ操作を採用してこなかったMacにとって、大きな方針転換となります。
新たな製品カテゴリーとして、約7インチの正方形画面を備えるスマートホームハブも開発されています。顔認識によって利用者に応じた情報を表示し、FaceTimeや家電操作、ウィジェットなどに対応。卓上型と壁掛け型が用意される見通しです。
2027年には、周囲を認識するカメラセンサーを内蔵したAirPodsが計画されています。カメラは写真や動画の撮影には使用せず、視覚情報に応じたリマインダーや周辺環境の分析、状況を踏まえた経路案内などに活用される見込みです。
2027年には、音楽再生や通話、撮影、AIによる周辺認識に対応するスマートグラスも投入される可能性があります。初代モデルにはディスプレイを搭載せず、複数のカラーとフレーム形状を展開。Metaのスマートグラスに対抗する製品になるとみられます。
iPhone発売20周年に当たる2027年には、四隅や側面を曲面ガラスで覆い、ベゼルを薄型化した新デザインのiPhoneも計画されています。初代に続く第2世代の折りたたみ型iPhoneや、超広角カメラを追加したiPhone Air 2、デザインを刷新したApple Watchも開発中とされています。
2028年以降のロードマップには、約9インチの画面をロボットアームで動かす家庭用端末、軽量化したVision Pro、衣服や首元に装着できるカメラ付きAIペンダントなどが含まれています。MacBook AirやiMacへのOLEDディスプレイ採用も検討されています。
約20インチに展開する折りたたみ型iPadも試作されましたが、価格や製造、実用性の問題から現在は計画が棚上げされています。現実空間にデジタル情報を重ねて表示する本格的なARグラスについては、早くても2020年代末の登場になるとMark Gurman記者は伝えています。