連合(EU)のGDPR(一般データ保護規制)施行をうけ、AppleはApple IDに紐付けて保存されているユーザーの個人情報をダウンロードすることが可能になっています。現時点ではEU、アメリカ、オーストラリア、カナダなどの一部の国や地域のみが対応していますが、今後数ヶ月のうちに日本でも利用可能になります。
Appleが保存しているプライバシー情報、米国やEUでは既にダウンロードが可能
AppleはApple IDに紐付いたユーザー情報を保存していますが、今後、Appleが保存している自分のプライバシー情報をダウンロードできるようになります。
Appleが保存しているのはアカウントの詳細情報とサインインの記録、iCloudに保管されているデータ、アプリの利用状況に関するデータ、App Storeなどで購入した楽曲やダウンロードの記録、閲覧履歴、Apple Watchなどを使っていれば運動や身体に関する情報も保存さてています。
これはEUのGDRP施行をうけての流れで、既に米国、欧州連合(EU)、オーストラリア、カナダ、アイスランド、リヒテンシュタイン、ニュージーランド、ノルウェー、スイスでダウンロードが可能になっています。
プライバシー情報のダウンロード、今後数カ月のうちに世界各国で提供予定
Appleは「今後数カ月のうちに、世界各国のお客様にもご利用いただけるように、対象エリアを拡大していいく予定です」としており、対象外のエリアのユーザーは個人データの訂正と、アカウント関連データの完全削除の申請だけが可能です。
なお「個人を特定できない形のデータ」「Apple IDに紐付いていないデータ」「エンドツーエンドで暗号化され、Apple では復号化できない形式のデータ」については開示(ダウンロード)されません。
プライバシー - Apple(日本)