Appleは5月14日、「iOS 12.3」の提供を開始しました。iOS 12.3では和暦に新元号「令和」をサポート。また新しい「Apple TV」アプリを追加、Apple Musicの「ForYou」タブが1日数回更新されるようになるどのアップデート、バグ修正と改善などが含まれています。
iPhoneが「令和」に対応!カレンダーを和暦にする方法
Appleは5月24日、「iOS 12.3」の提供を開始しました。iOS 12.3では、新元号「令和」をサポート。カレンダーなどで「令和」の表示にさせることができます。
令和を表示させる(和暦に変更する)には、設定の変更が必要になります。和暦にしたい場合は設定アプリから「言語と地域」を選択。
続いて「暦法」を選択し、「和暦」を選択すればOKです。設定完了後にカレンダーアプリを開くと、2019年となっていたところが「平成31年 / 令和元年」となっているはずです。
和暦に変更されるものはカレンダーアプリだけではないので要注意。また、平成を「H」と表記していたアプリでは、令和を「R」と表示するようになります。
「iOS 12.3」では新しいApple TVアプリなども追加
iOS 12.3 リリースノート
iOS 12.3での変更点は「令和」のサポートだけではありません。Appleが3月に開催したスペシャルイベントで発表していた「Apple TV」も公開。日本では「Apple TV チャンネル」の提供は開始されていませんが、アメリカではHBO、Starz、SHOWTIME、Smithsonian Channel、MTV Hitsなどのチャンネルを購読できるようになっています。
その他、Apple MusicのForYouタブが1日複数回更新されるようになったほか、Wi-Fi通話を使った通話が切れてしまう問題など、バグ修正と改善が含まれています。
iOS 12.3には、AirPlay 2対応テレビのサポートが含まれています。このアップデートには、バグ修正と改善も含まれています。
AirPlay 2
- AirPlay 2では、iPhoneやiPadからAirPlay 2対応スマートテレビにビデオや写真、音楽などを直接共有できるようになりました
- ワンタップで再生すると、選択されたテレビ番組や映画が、時間と場所に応じて最後に使用された画面で自動的に再生されます
- Siriからの提案による映画やテレビ番組の視聴に、AirPlayのオプションが追加されました
- インテリジェント入力候補はすべてデバイス上で実行されるので、個人情報のプライバシーは保護されます
このアップデートには、バグ修正と改善も含まれています。アップデートの内容は以下の通りです
- 和暦に日本の新元号“令和”のサポートが追加されました
- Apple News+カタログのブラウズ表示から雑誌をフォローする機能が追加されました
- Apple Musicの“For You”タブが1日に複数回更新され、お気に入りのジャンルやアーティスト、ムードといったテーマに基づく音楽が提案されるようになりました
- Apple TV Remoteでビデオの一時停止、ビデオのコントロール、対応レシーバーでの音量調節ができなくなる問題を修正しました
- Wi-Fi通話を使った通話が切れてしまう問題に対処しました
- 接続されているiPhoneからの曲情報が車載ディスプレイに表示されない問題を修正しました