LINEに不正ログイン、約4000アカウントが被害「友だちからのメッセージでも、パスワード確認には応じないように」

LINEに不正ログイン、約4000アカウントが被害「友だちからのメッセージでも、パスワード確認には応じないように」

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LINEは2月26日、LINEアカウントに対して複数の不正ログインが発生し、約4000超アカウントが不正ログイン被害を受けと発表しています。LINEは「友だちからのメッセージであっても、投稿中の不審なリンクは決して開かず、LINEアカウントのパスワード確認を求めるメッセージには応じないようにしてください」と呼びかけています。

LINE、約4000件の不正ログイン被害

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不正なメッセージ送信の画面イメージ

LINEで約4000件の不正ログイン被害が確認されたと発表されています。LINEは、ユーザーへ注意喚起とともに、被害状況についての公表、被害にあった際の対応方法について案内しています。

ユーザーからの通報内容を基に調査した結果、ユーザーの意図に反するメッセージやタイムライン投稿が行われていたとのこと。メッセージおよびタイムライン投稿の内容は、購買誘導のスパムや、LINEアカウントの恒久的な乗っ取りを目的としたフィッシング詐欺のためのURLが含まれていたということです。

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LINEへの不正ログインに対する注意喚起 | LINE Corporation

現在、LINEの機能やメールを通じたフィッシング行為が増加しているといい、不正アクセスされたアカウントを通じた二次被害が発生する状況になっていると説明しています。

LINEアカウントへの不正ログイン被害の詳細

今回の不正ログイン被害では、メッセージやタイムラインの投稿機能のみを利用するものと、フィッシングを通じてLINEアカウントの恒久的な乗っ取りが行われているケースの2種類が確認されています。

不正ログイン被害 (投稿機能を悪用されるケース)

  • 不正ログインが行われた後、メッセージやタイムラインに意図しない投稿が行われる被害が発生しております
  • LINEアカウント自体の乗っ取りではなく、アカウントは継続して利用できる状態です

不正ログイン被害を受けたユーザー数の国家 / 地域別の内訳

  • 日本: 4,073 台湾: 81 タイ: 2 他の国家/地域: 69
  • 合計: 4,225

LINEアカウント乗っ取り被害

  • フィッシング詐欺を通じて、LINEのパスワード及びSMS認証コードを騙して入力させる攻撃が発生しています
  • 被害件数は調査中となります

LINEでは不正ログイン被害にあったアカウントに対し、パスワード変更のお願いや、LINE公式アカウントを通じた「パスワード強制リセットおよび再設定」に関する連絡を実施。公式Twitterなどを通じた注意喚起も行っています。

LINEは、身に覚えのない、自分自身によるメッセージ送信や、タイムライン投稿、ログイン通知を受け取った場合はすぐにパスワード変更をするおゆに呼びかけています。