米のiPhoneシェア率、初のAndroid超えーーZ世代は87%がiPhoneユーザー

米のiPhoneシェア率、初のAndroid超えーーZ世代は87%がiPhoneユーザー

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米国で最も使用されているスマートフォンは、iPhoneであることが明らかになりました。これまでトップはAndroidで、iPhoneがトップになるのは初めて。

米国でもiPhone人気高まる。史上初のシェア50%超え

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日本では圧倒的な人気のiPhoneですが、米国でのスマートフォン市場のシェア(アクティブインストールベース)で初めてAndroidを超え、50%を超えたことが明らかになりました。Counterpoint Researchのデータを元に、Financial Timesが伝えています。

Statcounter Global Statsでは、iOSはずっとAndroidよりマーケットシェアがあるようですが、今回の調査はアクティブインストールベースというところがポイント。

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Mobile Operating System Market Share United States Of America | Statcounter Global Stats

先日も、Androidユーザーの49%が、AppleのOSのセキュリティとプライバシーの優位性を認識し、切り替えを検討しているという調査結果が伝えられています。主な理由はセキュリティとプライバシーへの懸念で、GoogleよりAppleのほうが安心感を与えているようです。

Piper Sandlerが年に2回行っているアメリカの10代の若者の調査(2022年春)によると、10代の若者の87%がiPhoneを持っていると回答。さらにその内87%が次のスマートフォンもiPhoneにすると回答しています。また10代の72%はAirPodsユーザーだということです。

Z世代のほとんどがiPhoneを利用していることから、米国内では今後もiPhoneユーザーが増えることが予想されます。

一方で日本のiPhoneシェア率は、2022年8月時点で64.88%(Statcounter Global Stats)です。MMD研究所の「2022年5月スマートフォンOSシェア調査」(18歳~69歳の男女10,000人を対象)によると、メイン端末がiPhoneのユーザーは44.1%、Androidは51.5%という結果になっています。

StatCounter vendor JP monthly 202108 202208
Mobile Vendor Market Share Japan | Statcounter Global Stats
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MMD研究所の調査によると、10代、20代は男女ともにiPhoneの利用率が最多、Androidは60代男女の利用率が最多とのこと。

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iPhoneは女性10代が84.1%、女性20代が70.2%、男性10代が70.1%、男性20代が57.0%という結果になっています。

Appleは日本時間9月8日午前2時よりスペシャルイベントを開催し、iPhone 14シリーズやApple Watch Series 8などを発表する見込み。値上がりの噂もありますが、今年のiPhoneの売れ行きが気になるところです。