Appleが2023年9月に発売予定の新型「iPhone 15」シリーズについて、待望のUSB-Cポートを搭載すると伝えられています。アナリストのMing-Chi Kuo氏によると、AppleはMFi認証充電器の急速充電性能を最適化すると投稿しています。
Appleの情報に定評のあるアナリストのMing-Chi Kuo氏は最新のレポートで、iPhone 15シリーズがLightningからUSB-Cに変更されることに伴い、MFi認証充電器の急速充電性能が最適化されるだろうと伝えています。
領益智造為iPhone 15系列改採USB-C與Apple顯著調升20W USB-C充電出貨預估的主要贏家 / LY iTech is the primary beneficiary of the transition to USB-C for the iPhone 15 series and Apple's significant increase in 20W USB-C charger shipment estimationshttps://t.co/OpRcgorn9a
— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) March 21, 2023
特に20W USB-C電源アダプタはiPhoneユーザーにとって最もコストパフォーマンスの高い選択肢であり、交換需要が高くなると予想。2023年のApple 20W USB-C電源アダプタの出荷は、前年比で30～40%大幅に増加し、2億3000万～2億4000万個になると考えているようです。
「MFi認証充電器の急速充電性能が最適化される」ということは、おそらく、MFi認証を受けていない充電器の場合は最大性能で急速充電ができない（充電に時間がかかる）という可能性があります。
レポートではMFi認証について触れられているのは充電器のみですが、ケーブルでもMFi認証の有無でデータ転送の速度などで制限を加えることは考えられます。
Kuo氏は以前のレポートで、iPhone 15シリーズはUSB-Cを搭載するが、高速なデータ転送が可能なのはiPhone 15 Proなどのハイエンドモデルのみだと予測しています。
ワイヤレス充電の環境も整ってきているので、充電用途でUSB-Cを使うケースは少なくなってきていますが、iPhoneのカメラ性能向上に伴うファイルデータ容量の肥大化は大きな課題です。ハイエンドのiPhoneで撮影された4K動画をMacにストレスなく転送できるためにMFi認証のケーブルが必要だというなら、多少高価であっても買いたいという人は多そうです。
