
超薄型モデルとして新登場し注目されているiPhone Airですが、Bloombergの著名記者Mark Gurman氏は「今は買うべきではない」と最新ニュースレターで指摘しています。

Appleが発表した新モデル「iPhone Air」は、従来モデルとは一線を画す、極めて薄く軽いデザインが特徴となっています。Appleは「未来を感じるiPhone」と発表しましたが、BloombergのMark Gurman記者は最新ニュースレターで「その未来はまだ到来していない」と厳しく評価しています。
iPhone Airは価格999ドル(159,800円)に加え、実質必須とされるバッテリーアタッチメントが99ドル(15,800円)で販売されます。結果として総額は約1,100ドル(175,600円)となり、置き換え対象のiPhone Plusより高額です。

価格は上昇するものの、搭載されるのはシングルスピーカーと単眼カメラのみ。バッテリー持続時間も27時間と、iPhone 17の30時間/iPhone 17 Proの33時間を下回ります。
Mark Gurman記者はこの状況を、かつて「薄さ」を優先して実用性に課題があった初期のMacBook Airを例に、「いずれ実用性と軽量化を両立できるだろうが、現時点では通常のiPhone 17やiPhone 17 Proを選ぶべきだ」と指摘。
特に最新モデルを求める層はバッテリーやカメラ性能を重視するユーザーと重なるため、かえって不満が募る可能性が高いと述べています。
また、iPhone Airと同じコンセプトで既に販売されているSamsungのGalaxy S25 Edgeも販売不振に陥っていることを挙げ、薄型モデルの市場性自体に疑問を投げかけています。
しかしMark Gurman記者自身は「店頭で実機を試すのは楽しみ」と述べ、実際に購入するならiPhone 17 Pro Maxを選ぶだろうと結論づけています。