
米国造幣局(U.S. Mint)は2026年に発行予定の「American Innovation $1 Coin Program(アメリカンイノベーション1ドル硬貨プログラム)」シリーズの新デザインを発表し、その中にApple共同創業者スティーブ・ジョブズ氏が採用されたことを発表しました。

米国造幣局は10月17日、2026年に発行される「American Innovation」シリーズの新しい1ドル硬貨のデザインを公開しました。このシリーズは、アメリカ各州や地域における革新者を称える目的で2018年に始まったもので、今回カリフォルニア州を代表する人物としてスティーブ・ジョブズ氏が選出されました。
ジョブズ氏の硬貨デザインは、若かりし頃の肖像とともに、Appleの象徴的なロゴを模した光のデザインが背景にあしらわれています。裏面には「Think Different」の精神を象徴する光線が放射状に広がり、技術革新のインスピレーションを表現しているとのこと。
デザインは米国造幣局のアーティストによって制作され、ジョブズ氏の影響を象徴するシンプルかつ象徴的な構成が採用されています。表面(オビバース)には、従来通り「IN GOD WE TRUST」「$1」「E PLURIBUS UNUM(合衆国の標語)」などが刻印されます。
ジョブズ氏は1976年にスティーブ・ウォズニアック氏とともにAppleを創業し、iPhone、iPod、Macなど数々の製品を世に送り出した。米国造幣局は、「ジョブズ氏のビジョンと革新は、アメリカの創造的精神を体現している」と説明しています。
この硬貨は2026年初頭に発行予定で、コレクター向けに特別パッケージでも販売される見込み。オンライン販売も予定されており、詳細は米国造幣局の公式サイトで今後発表されます。