iOS 26.2、日本のiPhoneでSiri以外の音声アシスタントを「選べる」ように

iOS 26.2、日本のiPhoneでSiri以外の音声アシスタントを「選べる」ように

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Apple は次期 iOS 26.2 アップデートにて、日本国内の iPhone ユーザーに対し、標準の音声アシスタントである Siri を別の音声アシスタントに切り替え可能とする新機能を導入する見込みです。これは、12月18日に施行されるスマホソフトウェア競争促進法(スマホ法)に合わせた動きと見られます。

Appleが開発中のiOS 26.2では、日本でiPhoneのサイドボタンや設定画面において、Siri以外の音声アシスタントを設定できる選択肢が用意されるようです。Appleの開発者向けドキュメントから明らかになりました。

具体的には、iOS 26.2 が日本で正式リリースされた際、初回起動設定またはアップデート後の設定画面で、Siri を使い続けるか、あるいはサードパーティ製の音声アシスタント(例えば Google Assistant や Amazon Alexaなど)を代替に設定できる案が示される見通しです。従来 Apple が iOS 内で事実上固定してきた独自アシスタントの役割を「オープン化」する形となります。

こうした動きの背景には、2025年12月18日に施行されるスマホソフトウェア競争促進法(スマホ法)の規制があります。日本では、アプリ配信や音声アシスタントなどプラットフォーム機能において「支配的地位の乱用」を防止するため、AppleやGoogleに対してより中立的・公平な設定を求める制度設計が進んでいます。

音声アシスタント選択の拡大は、ユーザーが自分の利用スタイルにあわせて自由に切り替えられるという点で、利便性や柔軟性を高める可能性があります。ただし、サードパーティ製アシスタントのiOSとの統合レベル(例えばホームボタンやサイドボタン起動、ローカルデバイス制御、オフライン機能など)には制限が残る可能性があるため、実際の使い勝手はリリースされてみないと不透明な部分がありそうです。

またAppleはiOS 26.4で、Siriの大幅なアップデート(よりパーソナライズされたSiri)を予定しています。

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