
BloombergのMark Gurman記者による最新ニュースレターによると、Appleの次世代Siriに関して社内で性能への懸念が高まっているようです。iOS 26.4に搭載予定の新Siriをテストしている社員から音声アシスタントのパフォーマンスについて懸念の声があがっていると伝えられています。

BloombergのMark Gurman記者による最新ニュースレターで、AppleのAI部門では、次期「Apple Intelligence」や新Siriの開発をめぐって混乱が続いていると伝えられています。
中心的な役割を担っていた「Apple Foundation Models」チームでは、リーダーや主要研究者ら10数名が退職。さらに今月には、Siriの知識・回答生成を担当する「Answers, Knowledge and Information(AKI)」チームの責任者、Ke Yang氏がMetaに移籍したことが明らかになっていました。前任のRobby Walker氏がわずか数週間前に辞任したばかりで、短期間に2人のトップが離職する異例の事態となっています。
Bloombergによると、iOS 26.4をテストしている一部の社員からは、新しいSiriのパフォーマンスについて懸念の声もあがっているとのこと。
Appleは、WWDC2024で「Apple Intelligence」構想の一環として、Siriを自然言語理解能力を備えた次世代アシスタントへ刷新する計画を公表していました。当初は2025年春に新しいSiriを正式リリースする予定でしたが、現在は2026年春にリリースする見込みとされています。
社内のAI部門の離職続きや、社内からの新しいSiriのパフォーマンスに懸念の声があがっていることから、さらなる延期の可能性も考えられそうです。