
「Roblox」が、ユーザーの顔を使った年齢推定技術をチャット機能利用の前提条件とし、成人と未成年の交流を年齢帯別に制限する新ルールを発表しました。2025年11月18日付(米国時間)の発表によると、12月から一部国で運用を開始し、2026年1月には世界規模へ拡大予定です。

Robloxは11月18日、新たに「顔年齢確認(Facial Age Estimation)」をチャット機能へのアクセス条件とし、ユーザーを同年代グループ内でのみコミュニケーション可能とする年齢ベースのチャットを導入すると発表しました。
具体的には、ユーザーがカメラを使って顔を左右に動かすなどの指示に従い、撮影された映像または静止画をベンダーであるPersona社が処理、年齢帯を「Under 9」「9–12」「13–15」「16–17」「18–20」「21+」の6グループに分類します。なお撮影データはPersona車が処理後、直ちに削除されると説明されています。
確認後、チャット可能な相手は同グループおよび「近似年齢」のグループに限られ、たとえば推定年齢12歳のユーザーは「15歳以下」とのみチャットが可能で、16歳以上のユーザーとはチャットできなくなります。
運用スケジュールとしては、12月上旬にオーストラリア、ニュージーランド、オランダで適用を開始し、2026年1月にはチャット機能のあるすべての地域で義務化を予定。義務化に先立ち、現在は任意で年齢確認を行える段階です。