【注意】iPhoneで「電車で見ず知らずの人の名前を知る方法」

【注意】iPhoneで「電車で見ず知らずの人の名前を知る方法」

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@JUNP_Nです。はてな匿名ダイアリーで「電車で見ず知らずの女性の名前を知る方法」という投稿が話題になっていました。iPhoneの「AirDrop」という機能を標準設定のままにしておくと、見ず知らずの人の名前がバレてしまう。

iPhoneの名前に「本名」を登録していると、知らぬ間に名前が知られちゃう可能性

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はてな匿名ダイアリーにiPhoneの機能「AirDrop」のリスクを指摘する記事、「電車で見ず知らずの女性の名前を知る方法」が話題になっています。

記事では、iPhoneのSafariから「共有メニュー」から「AirDrop」を開くと、「◯◯のiPhone」と知らない名前が出てくることがあると指摘。続けて「女性はちょっと危険なんじゃないかな」と注意を促しています。

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このAirDropの問題はこれまでに何度も話題になっており、過去にはロンドンで同機能を悪用して「見知らぬ女性にわいせつ画像を送りつける」という事件(BBC/英語)も起こっています。

「画像の受信」については、送信されてきた際に「受け入れる」を選ばない限り受信することはありませんが、プレビュー画像が表示されてしまうため、わいせつ画像を見せられるというリスクがあります。

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AirDropでは何も対策をしていない場合、「名前が知られてしまう」「誰からもファイルを受信できてしまう」という2つの注意点があります。

iPhoneで名前を知られたり、画像送られたりしないように設定を変更する

AirDropで「見ず知らずの人に名前を知られないようにする」ためには、iPhoneのデバイス名を変更する方法が有効です。

iPhoneの設定アプリから「一般 > 情報 > 名前」と進み、名前を変更すればOKです。この名前を変更することで、AirDropに表示される名前が変わります。

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また、「わいせつ画像を送りつけられないようにする」ためには、必要な時以外はAirDropをオフにする。もしくは、知り合いからのみ(連絡先のみ)受信するように設定しておく方法が有効です。

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AirDropは「コントロールセンター」からオン/オフや、検出可能な範囲を変更可能です。

名前がバレる可能性があるのは「AirDrop」だけじゃないテザリングにも注意!

iPhoneのデバイス名が表示されてしまうのは「AirDrop」だけでなく、テザリング(インターネット共有)でも同じ現象がおきます。

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外出先で知らないインターネットに接続しようとしたら「◯◯のiPhone」と知らない人のiPhoneがズラッと表示されたという経験をした人もいるかと思います。

ここに表示されるのも「iPhoneの名称」なので、AirDropと同様にデバイス名を変更すればOKです。

ロックがかかっているiPhoneでも持ち主の名前がバレる危険性も

ロック画面から「Siri」にアクセス可能にしている場合、紛失時に名前などがバレてしまうかもしれません。

Siriを起動して「私は誰」と話しかけると、Siriはご丁寧に持ち主の情報を表示してくれます。iPhone紛失時、親切な人が拾ってくれればいいですが、悪意のある人に拾われたら大変ですよね……。

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Siriの設定変更は、設定アプリから「Siri」を選択し、「ロック中にアクセス」をオフにしておけば回避できます。

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知らなかったという人は、いまいちど設定を見直してみるといいかもしれません。