「iOS 15.0.2」配信開始、アプリにカーネル権限を取得される脆弱性を修正

「iOS 15.0.2」配信開始、アプリにカーネル権限を取得される脆弱性を修正

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Appleは10月12日、「iOS 15.0.2」および「iPadOS 15.0.2」の配信を開始しました。バグ修正と重要なセキュリティアップデートが含まれています。

「iOS 15.0.2」「iPadOS 15.0.2」配信開始

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Appleが「iOS 15.0.2」「iPadOS 15.0.2」の配信しています。いずれもバグ修正と重要なセキュリティアップデートが含まれた内容で、すべてのユーザーに推奨されます。

セキュリティアップデートでは、アプリケーションにカーネル権限を取得され任意のコードが実行できる可能性がある脆弱性を修正。Appleは、この問題が積極的に悪用された可能性があるという報告を認識しているとしています。

また、iPhone 13やiPad mini(第6世代)で、FinderやiTunesを使ったデバイスの復元やアップデートに失敗する不具合も解消されています。

「iOS 15.0.2」リリースノート

iOS 15.0.2には、iPhone用のバグ修正と重要なセキュリティアップデートが含まれます。

このアップデートには、iPhone用の以下のバグ修正が含まれます:

  • 写真を保存したスレッドまたはメッセージを削除すると、“メッセージ”からライブラリに保存された写真が削除される可能性がある問題
  • MagSafe対応iPhoneレザーウォレットが“探す”に接続されないことがある問題
  • AirTagが“探す”の“持ち物を探す”タブに表示されないことがある問題
  • CarPlayで、再生中にオーディオAppを開けないことや接続を解除できないことがある問題
  • FinderまたはiTunesを使用してデバイスの復元やアップデートを実行するとiPhone 13モデルで失敗することがある問題

Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222

「iPadOS 15.0.2」リリースノート

iPadOS 15.0.2には、iPad用のバグ修正と重要なセキュリティアップデートが含まれます。

このアップデートには、iPad用の以下のバグ修正が含まれます:

  • 写真を保存したスレッドまたはメッセージを削除すると、“メッセージ”からライブラリに保存された写真が削除される可能性がある問題
  • AirTagが“探す”の“持ち物を探す”タブに表示されないことがある問題
  • 日本語配列の外部キーボードに誤って英語(US)配列が使用されることがある問題
  • FinderまたはiTunesを使用してデバイスの復元やアップデートを実行するとiPad mini(第6世代)で失敗することがある問題

Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222