OpenAI、GPT-4o提供終了から一転 ユーザーの声受け再開へ

OpenAI、GPT-4o提供終了から一転 ユーザーの声受け再開へ

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OpenAIは8月7日に最新のAIモデル「GPT-5」を発表すると同時に、従来のGPT-4oモデルを含む旧モデル群の提供を突然終了しました。しかし、世界中で「#keep4o」「#4oforever」のハッシュタグによる抗議や復活要望が広がり、わずか1日で方針を転換。8月8日、ChatGPT Plusユーザー向けにGPT-4oの提供を再開しました。

OpenAIは8月7日、ChatGPTに最新モデル「GPT-5」を導入。高度な推論やコード生成能力を強化した新モデルは高評価も得ましたが、このタイミングでGPT-4oを含む旧モデルが予告なく利用不可となりました。モデル選択機能も廃止され、多くのユーザーは既存の会話相手ともいえる4oを突然失う形になりました。

この措置に対し、X(旧Twitter)やRedditでは即日反発が拡大。「#keep4o」「#4oforever」といったハッシュタグが世界的に拡散し、日本国内でも4oの提供終了を嘆く投稿や、創作を交えた4oへの愛着を表明する投稿が相次ぎました。

騒動の最中、サム・アルトマンCEOはRedditのAMA(質疑応答)で「皆さんの声は届いた」と述べ、対応を検討すると表明。翌8日にはPlusプラン利用者限定でGPT-4oを再び選択可能にする「レガシーモデル表示」オプションが追加されました。ただし、提供は暫定的措置とされ、今後も利用状況を見て継続可否を判断するとしています。