Appleが「iCloud」の有料プラン加入者およびApple One加入者を対象に、「iCloud+」の提供を開始しています。料金は変わらずに自動アップグレードされ、「iCloud プライベートリレー (ベータ)」などの新機能が利用できるようになります。
利用料金はそのまま「iCloud+」に自動アップグレード
AppleがiCloudの有料プラン加入者およびApple One加入者を対象に、「iCloud+」に自動アップグレードしたと案内しています。
従来の「iCloud」は5GB〜2TBまでのストレージ容量プランが用意され、写真の同期やバックアップ、アプリ内データの同期、iOSデバイスの自動バックアップなどを利用することができましたが、「iCloud+」ではさらに新機能が追加されています。
新たに利用可能になった主な機能は4つ。
- iCloud プライベートリレー (ベータ)
- メールを非公開
- HomeKit セキュアビデオ
- カスタムメールドメイン
プライベートリレー(ベータ)は、SafariでWebサイトを閲覧する際にプライバシーを守ってくれる機能ですが、キャリアの一部サービスが影響を受ける可能性があります。
メールの非公開は、ランダムな自分用メールアドレスを生成する機能で、ウェブサイトにメールアドレスを入力する際などに利用でき、メールアドレスは何個でも生成可能。いつでも利用停止できるため、不要なニュースレターの管理などに有効。
HomeKit セキュアビデオは、ホームAppで対応したカメラを接続しておけば、どこからでも映像を確認できるという機能。映像はエンドツーエンドで暗号化されて保存され、iCloudストレージの容量制限には適用されません。
カスタムメールドメインは、所有しているドメインをiCloudメールで利用できるというもの。
「iCloud+」のプランと料金
50GB(130円/月額)、200GB(400円/月額)、2TB(1300円/月額)の3つのプランが用意され、上記の機能はすべてのプランで利用できます。
ただしHomeKit セキュアビデオのみ制限があり、50GBプランでは1台まで、200GBプランでは5台まで、2TBプランでは台数無制限となっています。