
Appleが、ChatGPTに似たAI検索機能の開発に本格的に取り組み始めたと報じられています。Bloombergの報道によると、Appleは「Answers, Knowledge and Information(AKI)」という新チームを密かに結成し、独自の「答えを返すAIエンジン」の構築を進めているといいます。

BloombergのMark Gurman記者による最新ニュースレターで、Appleは2025年初頭に「AKI(Answers, Knowledge and Information)」という社内チームを新設したと伝えられています。
このチームの目的は、ChatGPTのように自然言語で質問に答える新しい検索体験を構築することにあるとのこと。チームを率いるのは、かつてSiri開発を主導していたロビー・ウォーカー氏で、現在はAppleのAI部門トップ、ジョン・ジャンナンドレア氏の直属として活動しています。
AKIチームは現在、ウェブをクロールし、一般的な質問に答えるための「Answer Engine」の構築に取り組んでいるとされ、SiriやSpotlight、SafariといったAppleの既存機能への統合に加えて、スタンドアロンアプリとしての展開も視野に入れているとのことです。
Appleは、この新チームのための求人も開始しています。SiriやSafari、SpotlightなどAppleの主要製品群を支える「直感的な情報体験」の設計に携わる人材を募集しており、検索アルゴリズムや検索エンジンの開発経験を求める記述も見られます。