「日本の恥」「焼けた肌って汚くない?」肌の色巡る表現に批判殺到、女性誌『美ST』が謝罪

「日本の恥」「焼けた肌って汚くない?」肌の色巡る表現に批判殺到、女性誌『美ST』が謝罪

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女性月刊誌「美ST」5月号に掲載された特集記事の肌の色を巡る表現について、Twitter上で指摘が殺到。同誌は公式サイトで「集部の認識不足による過剰で不適切な表現が含まれていました」と説明し、謝罪しています。

「美ST」肌の色巡る特集記事の表現に「人種差別じゃないか」と指摘

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「美ST」(5月号)

女性月刊誌「美ST」5月号に掲載された、「イエベもブルベもシミは全部とってトーンアップさせたい!」と題する特集記事内の肌の色に関する表現について、Twitterなどで指摘が殺到していました。

当該記事は、少し黄色がかったような肌(イエローベース)、少し青みがかった肌(ブルーベース)の女性が、お互いに「焼けた肌って汚くない?」「日本の恥だよ」などと意見をぶつけ合ったり、肌の色だけで性格や「男の子のママ多し」など独自の分析を掲載。

作家・ライターの雨宮美奈子氏は自身のTwitterで「人種差別じゃないか」「この記事がこの時代に、日本全国のコンビニと本屋に並んでいることがとても怖い」「肌の色で人を決めつける記事が校閲などをすり抜けて有名雑誌として販売されていることに、私は失望している」などと指摘していました。

他にも多くのユーザーから「典型的な人種差別」「時代錯誤で偏見が酷い」「物凄い不愉快」など批判の声が相次ぎました。

「美ST」編集部が公式サイトで謝罪、「編集部の認識不足による過剰で不適切な表現が含まれていました」

美ST編集部は3月18日、公式サイトに「美ST5月号に関するお詫び」とする記事を掲載。美ST(5月号)に掲載された当該特集記事について「編集部の認識不足による過剰で不適切な表現が含まれていました」とし、「読者の皆様をはじめ、関係者の皆様に、お詫び申し上げます」と謝罪しました。

女性誌に掲載された肌の色を巡る記事での炎上は今回が初めてではありません。2018年1月にはVOCEの予告として掲載された「『イエベ族』を救うワザ101」という表現が炎上していました。