中国新聞が「みんなの校則データベース」を公開。これは全国版も見てみたい

中国新聞が「みんなの校則データベース」を公開。これは全国版も見てみたい

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中国新聞は3月27日、広島県内の公立高等学校と中等教育学校の計88校の校則を一覧できるデータベース「みんなの校則データベース」を公開しました。SNSではさまざまな反響が寄せられています。

みんなの校則データベースを「ツーブロック」「生まれつき」などで検索すると

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中国新聞:みんなの校則データベース

中国新聞が「みんなの校則データベース」を公開しました。広島県内の公立高等学校、中等教育学校の計88校の校則を一覧できるデータベースで、中国新聞が2020年8月に広島県教委、広島市教委、福山市教委、呉市教委に開示請求した「生徒指導規程」などの資料を基に、服装、頭髪、化粧や装飾品についての決まりを抜き出して整理されたサイトとなっています。

サイトでは検索ボックスから各校の校則を検索することができるようになっていて、「興味のあるテーマは何ですか?」といった検索候補も掲載されています。

SNSでもたびたび話題になる「ツーブロック」や「生まれつきの頭髪」についての校則を検索してみると、ツーブロックは「特異な髪型」としている学校が複数あることがわかります。

頭髪については、「生まれつき」「生来」などと検索すると、地毛申請や頭髪申請、頭髪届などをさせる学校や、入学時に学校や担任に申し出るようにしている学校が複数確認できます。

なかには、「生来の髪色や毛髪の質は個性の一つであるが」と生徒へ配慮しつつ、教職員向けの生徒指導では「個性であることを踏えて、傷つけることがないよう十分配慮してください」としている学校もありました。

僕自身が通学していた高校では、男子は「前髪が眉毛にかかってはいけない」「耳が隠れてはいけない」「襟足にかかってはいけない」という校則がありましたが、なんのための校則だったのだろうと今でも不思議。いわゆる「高校生らしい髪型」というやつなのですかね。

中国新聞は3月27日に公開した記事で、「校則の目的は何か、社会の変化に照らし、理にかなっているか。どんなルールなら良いか―。一緒に考えてみませんか。皆さんの体験やご意見をお寄せください。見直した事例もお待ちしています。匿名希望の場合も、連絡先をお知らせください」と呼びかけています。

中国新聞:みんなの校則データベース