カネカ、パタハラ疑惑で物議  育休明け男性社員に無理な転勤命令、有給取得もできず退職に 公式の育休ページは削除

カネカ、パタハラ疑惑で物議 育休明け男性社員に無理な転勤命令、有給取得もできず退職に 公式の育休ページは削除

2019年6月2日

株式会社カネカに勤務していた男性社員が、1カ月の育児休暇から復職して2日後に無理な転勤命令を言い渡され、カネカ側は男性社員からの転勤の先延ばしなどの相談には応じず、男性社員は有給取得もできず退職に追い込まれるという事案がTwitterで報告されています。

カガクでネガイをカナエル会社「カネカ」でパタハラ疑惑の事案が話題に

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株式会社カネカ

株式会社カネカに勤務していた男性社員が、1カ月の育児休暇を取得して職場復帰した2日後に関西転勤を命じられ、最終的に退職にまで追い込まれたという事案がTwitterで報告されています。転勤については仕方がないこととはいえ、そのタイミングについて「あり得ない」「パタハラ」(パタニティー・ハラスメント)と物議を醸しています。

投稿主は1周間前に社宅から建てたばかりの新居に引っ越したばかり。長男は慣らし保育2週目、下の子は来月に入園が決定し、同時に投稿主(妻)は正社員の仕事に復帰する予定だったのだそう。

転勤の時期を先延ばしにして欲しいと相談したところ、会社と会社の労働組合は「ダメ」という返事だったといい、このタイミングでの転勤は難しいため投稿主の夫は退職することを決意。

さらに、退職前に有給取得もさせてもらえなかったとのこと。「夫は今日から専業主夫になりました。私産後4か月で家族4人を支えます」と決意を語ったツイートは約3万リツートされ、応援のメッセージが殺到しています。

男女雇用機会均等法や育児・介護休業法では、妊娠・出産、育休等の事由の終了から1年以内に不利益取扱いがなされた場合は、「妊娠・出産、育休等を理由としている」と判断され、不利益な配置の変更などを行うことは法律違反となります。また厚生労働省の指針では「育児休業及び介護休業後においては、原則として原職又は原職相当職に復帰させることが多く行われているものであることに配慮すること」と明記されています。

カネカ公式サイトから「育休」ページが削除される

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削除されたカネカの育児休暇に関するページ

なおカネカは厚生労働大臣から「子育てサポート企業」として認定を受けた企業が付与される「くるみんマーク」を取得していると、公式サイトの「ワークライフ・バランス」のページで記載しており、2016年には男性3名、女性37名が育児休暇を取得していたとのこと。

ですが、現在はこのページは削除されており「ページが見つかりません」と表示されます。

ネット上では今回の騒動で「完全な嫌がらせ人事」などと批判する声や、企業の体質が「昭和」だと指摘する声、男性の育児休暇取得の壁について指摘する声など、様々な意見があがっています。

(追記)

キャリコネニュースがカネカに問い合わせたところ、ページは削除されたのではなく「リニューアル前のページが一部で閲覧可能になっていた」とのこと。

また、今回の騒動について「現状、弊社宛の書き込みではないので、コメントは差し控える」と回答があったとのことです。

同社には現在、ツイート内容に関する意見や問い合わせが来ているというが、件数は明かされなかった。一連のツイートについては、「現状、弊社宛の書き込みではないので、コメントは差し控える」と述べた。キャリコネニュース